パリの ''ニューウェーブ'' カフェのおすすめは

　＠　L’Arbre à Café

パリで人気の、おススメのカフェってどこだろう。

老舗でどんなガイドブックに載っているようなカフェもある。

パリ・サードウェーブの先駆けとなったカフェとして「COUTUME（クチューム）」

が、海外初出店先を日本に選んでオープンしている。

クチュームは、確かにパリのコーヒー好きの間では有名で人気のカフェではある。

世界的に今がコーヒ―界の　''サードウェーブ'’　なのだろうけど、

パリもサードなの？？　なんて思ったりする。

今がサードウェーブなら果たして１波めと２波めはいつだったんだろう？

パリのカフェはどこにいっても、同じようなスタイルのカフェばかりだった。

そこにオペラ通りやルーヴル美術館の地下に、あの「スターバックス」ができて、

驚くとともに、ちょっとがっかりした。

いやスターバックスが悪いわけじゃなくて、でもパリのカフェ文化がとうとう

シアトルコーヒー文化になっちゃうのかな、なんて淋しかった。

そして今が「サードウェーブ」らしい。

ここ数年のパリコーヒー業界の動きはすごい。そして噂がパッと広がる。

バリスタがいる、こだわりの豆を置くカフェが増え、店内で焙煎するところも多い。

店員はカーヴにいるカヴィストのように、産地や豆、焙煎方法に淹れ方の説明を

丁寧にしてくれるショップが増えてきた。

ワイン文化のある「デギュスタシオン（テイスティング）」文化のあるフランス

だから、カウンターでコーヒーへの情熱を語り合うような、このサードウェーブが

今大人気。オーナーがもともとワイン畑にいたカフェも少なくない。

もともとお茶の世界にいる私だけれど、家ではなかなか納得のいくコーヒーを

入れられない。美味しいコーヒーのお店が増えるなら大歓迎。

下記にいくつかパリの　'' ニューウェーブ’’　コーヒーのおススメを。

Le Coutume Café　(ル　クチューム　カフェ）

47 rue de Babylone 75007 Paris    Open：火～金 8.00-19.00, 土・日 10.00-19.00

パリ左岸にある。日本に海外初出店を果たしているクチューム。

L’Arbre à Café　（ラーブル　ア　カフェ：上記写真）

10 Rue du Nil 75002 Paris　Open: 火～金 12.30-19.30, 土10.00-19.00

もともとワイン畑にいたオーナーが始めたショップ。

TÉLESCOPE　（テレスコープ）

　

5 Rue Villedo 75001 Paris   Open: 火～金 08.30-17.00, 土09.30-18.30

オペラ通りからもすぐ、そして日本人街と言われるサンタンヌ通りを少し入った

ところにもあって、観光客にもいきやすいかも。日本人客も多い。

Café Lomi (ロミ）

 3ter rue Marcadet, 75018 Paris　Open: 月～日 10.00-19.00

もともとはプロ向けの焙煎者となろうと考えられてのオープンだったのが

カフェを併設したら、大人気に。

おいしいコーヒーの淹れ方のアトリエが定期的に開かれている。（仏語）

Verlet 　(ヴェルレ）

 

256 Rue Saint-Honoré  75001 Paris   Open: 月～土 09.30-18.30

この店をニューウェーブの中に入れてはいけないのかもしれない。

1880年創業。1965年　パリで初めてシングル・オリジンのコーヒー豆を

店内で焙煎して紹介した老舗中の老舗。

オペラ通り、ルーヴル美術館にも近い高級ショッピングストリートの

サントノーレ通りにあって観光客も入りやすい。