パリの毎日 - La vie est belle

セレブじゃない、普通のパリでの生活って?パリ生活情報あれこれ。

パリのカフェ - どうやって注文するの?

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パリの毎日の生活で欠かせないのがカフェ。

こうやって皆、隣りあわせに座って、外を向いて道行く人を眺めながらのんびり。

パリならではの光景。

ここはツーリストの多いエリア(日本人よりも欧米人)なので、

カフェも大きく、ツーリスト仕様。

でもパリを歩けばあちこちに小さめの現地の人が日常的に集うカフェがある。

 

カウンターに立って、中のバーマンと話ながらカフェを頼むムッシュたち。

言葉ができなかった頃は、チラリと眺め、入りにくく声をかけにくい雰囲気だと

感じていた。

パリのカフェのギャルソン、特にカウンターの中のバーマンは、

日本みたいには必ずしも親しみやすい笑顔でサービスしてくれない。

言葉すくなに「ウィ?」とだけ、視線をよこして注文を聞いてくる人も。

それでもがんばってカフェに入って言葉を交わすことででも、

言葉を覚えていったような気もする。

スーパーで買っているだけだと、言葉はいらないから。

 

パリのカフェは1杯のカフェをどこに場所を取って飲むかでも値段が違う。

一番高いのは、眺めが良く気持ちのいい「外のテラス席」。

次が「店内の座って飲む席」、そして、「カウンターでの立ち飲み」。

さっと注文して、さっと飲んで立ち去る時とか。

カウンター席はたいてい常連さんがね、新聞片手にとか、

バーマンと会話しながら飲んでいる。 ムッシュが多くて、マダムは少ない。

 

注文の仕方はマルシェと一緒。基本の3ワード。

「ボンジュール」「シル ヴ プレ」「メルシー」かな。

ギャルソンに「ボンジュール」と言いながら席に着く。近くにギャルソンが

見当たらなければ、適当に座っていればたいてい向こうから来てくれる。

注文は必ずSVP(シル ブ プレ)をつけて。

 

「アン キャフェ (エスプレッソ) シル ヴ プレ!(Un café, SVP) 

   → エスプレッソがでてくる。

「アン キャフェ オ レ シル ヴ プレ!」(Un café au lait , SVP)

   → 大きなカップにエスプレッソを入れ、牛乳と牛乳の泡を少し加えたもの。

「アン キャフェ アロンジェ シル ヴ プレ!」(Un café allongé, SVP)

   →   エスプレッソの豆でお湯を多めに足したもの。エスプレッソより薄い。

「アン キャフェ ノワゼット シル ヴ プレ!」(Un café noisette, SVP)

   → エスプレッソにほんの少しだけ牛乳を加えたもの。

 

と例えばこんな感じ。

café au lait と café latte (キャフェ ラテ) は フランス語かイタリア語

かの違いで、本来は同じものだという。

→ エスプレッソにスチームで泡立てた牛乳をたっぷりといれ、最後に

牛乳の泡を薄くのせる。

そしてフランスでよく見かけるcafé crème (キャフェ クレム)は、上の二つの

café au lait と café latte の代わりに書いてあるところも多いけど、

フランスでそのcafé crèmeという言い方がつくられたのだけれど、実際に

コーヒーの世界では何も意味はしないとか。

カフェのバリスタを捕まえて「どう違うの?」と聞いたら、こういう答えだった。

つまり 「オ レ」 でも 「ラテ」 でも 「クレム」でも、

きっと同じものを指しているんだろうなって思う。

 

今パリは本格的に豆や産地にこだわったカフェも増えてきているけれど、

またそれは別の機会に書きたいな。

 

会計はコーヒーを持ってきてくれた時に払うところと、

後で通りかかったギャルソンに

「L'addition, SVP(ラディション シル ヴ プレ)お会計お願いします。」

と頼んで持ってきてもらって支払うところがある。

 

最後はメルシーといって立ち去るといい。

チップは心づけなので、置きたい人だけ、小銭程度で数十セント程度でも

置いて置けば十分かな。

私は笑顔を気前よく見せてくれたお兄さんとかだったら、チップを置いていくかも。

 

 

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朝9時 ルーヴルの近くのカフェ。これから人が増えるのかな。

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