アスパラが旬で、マルテーズソースを習った
今はアスパラガス(Asperge ・アスペルジュ)が旬で、マルシェでもみかけるし、
レストランではどこでもふんだんに使われている。
緑(Verte) と 白(Blanche) と紫(Violette)。
アスパラガスはペルーと中国で世界の生産量の50%を占めていて、
その次がドイツだそう。
フランスでもよく食べられるアスパラガスだけれど、フランスでは
生産量の90%が白と紫らしい。 へえぇぇぇ。
紫のアスパラガスは、フランスにきて初めて食べたのだけれど、
つい最近、日本の 北海道富良野産 紫アスパラ の写真をみてびっくり。
こんな全部が紫のアスパラガスは見たことがなかった。
よくマルシェで見かけるのは、ホワイトアスパラの穂先が数センチだけが、
日光にあたって紫になっているもの。
夫は料理人なので「こんなに全部が紫のアスパラってあるの?」
と見せてきいたら、こともなげに「あるよ」と。
・・・なんで家で食べたことないんだろうなあ。
今回はホワイトアスパラを買って、家でソース・マルテーズをつくって食べてみた。
「ソースマルテーズってなあに?」ときいたら、
料理人の夫による簡単な説明によると「オレンジ風味の温かいマヨネーズ」だそう。
早速アスパラを塩ゆでして、夫にいろいろ言われながら、マルテーズソースを
つくってみる。
マルテーズソースの材料:
卵黄:3個分
水:割った卵のから半分に水をいれて2杯
バター:約150g
ブラッドオレンジ:1個分の果汁(なければ普通のオレンジ、オレンジジュースで)
塩、コショウ:少々
作り方:
1. バターを鍋にいれて弱火で溶かしておく(湯せんでも良い)。
表面に白く濁って浮いてくるので、それはすくい取り、澄んだ部分だけ使う。
2. オレンジ果汁を鍋に入れて弱火にかけ、シロップ状になるまで煮詰める。
3. 卵黄3個を鍋に入れて、そこに水を加えて塩を振り、ごくごく弱火にかけ、
泡だて器で混ぜ合わせる。マヨネーズのように、卵黄がもったりとしてきたら、
火からおろす。
(私は弱火でやったけれど、火からおろしたり、また戻したりと
けっこう温度管理が大変だったので、湯せんでする方が、まだ簡単かも。)
4. 卵黄に1でつくった澄ましバターを少しずつ加えて、
マヨネーズをつくる要領で、ひたすら加え、混ぜ合わせていく。
5. オレンジのシロップを味見をしながら混ぜ合わせて、塩・コショウで味を調える。
確かに、オレンジの風味爽やかな「温かいマヨネーズ」かも。
料理学校で習うような、クラッシックなソースのレシピらしいのだけれど、
けっこう温度をちょうどいい温度に保つのが難しかったかも。
アスパラも風味が良くて、やっぱり旬の食べ物はおいしいね。