Quatorze Juillet (カトルズ・ジュイエ)の練習
今日は頭上を戦闘機が通過するゴゴーっという爆音が聞こえた。
なにも緊急事態なわけではなく、7月14日の建国記念日、
かというか Fête nationale française(国祭)の軍事パレードの練習なのである。
フランスでは皆が Quatorze Juillet と呼ぶ、フランス革命の発端となった
バスティーユ監獄の襲撃があった日のお祭り。
日本で言われる「パリ祭」とはだれも言わない。
7月14日は国民の祝日で、花火が上がるし、
午前中にはフランス大統領も出席して、凱旋門からシャンゼリゼ、
コンコルド広場までの軍事パレードが行われて、TVで中継もされる。
毎年6月の末に、2日ぐらいこの「爆音」が聞こえてくると、
ああ、Quatorze Juillet が近いんだなと感じる。
このパレードは陸軍士官学校、海軍兵学校の学生から始まって、歩兵隊や騎馬隊、
戦車に外国の招待軍隊、最後にフランスの外人部隊がやってくる。
頭上にはヘリコプターや戦闘機が、3機、5機などの編隊を組んで飛んでくる。
TVで延々とこのミリタリーパレードを映しているだけなのだけれど、
軍の制服がそれぞれ違って、カラフルなものもあり、
軍事行進という日本では馴染みのないものだけれど、見ているのは楽しい。
最初の年は首都で軍隊のパレードが行われるのか~と、びっくりしたけれど。
私の住んでいるところは、頭上をヘリや戦闘機が通過してシャンゼリゼに向かう。
14日の時間になると、バラバラバラ・・・という音が聞こえてきて、
ベランダに子供が飛び出してきて、一生懸命みている。
14日のパレードはシャンゼリゼには観光客も多くてぎっしりになる。