シャンゼリゼ通りが月に1度歩行者天国に。
フランスで一番有名な通りはどこかっていったらやっぱり、シャンゼリゼ通りかな。
シャンゼリゼ通り(L’Avenue des Champs-Élysées) から見る凱旋門は、
パリがTVに映ると必ず映像が入る場所。
2016年の5月8日(日)から、毎月最初の日曜日に、シャンゼリゼが歩行者天国になる。
最初の5月だけは、5月1日(日)にメーデーのデモが多くあるので、
混乱を避けるために5月8日(日)と決まった。
パリは大気汚染も深刻になってきていて、春などは霞がかかるように見える事もある。
そのために車の乗り入れ禁止日や地下鉄を無料にする日をつくったりして、
この問題が何年も取り組まれている。
2015年9月に一度「ノーカー・デイ La journée sans voiture」が行われた。
パリでも中心部の1,2,3,4区に加えて、パリ東西に位置するヴァンセンヌの森、
ブローニュの森のエリア、エッフェル塔のあるエリア等の観光客の多いエリア数か所が
車乗り入れ禁止のエリアに指定され、シャンゼリゼ通りも歩行者天国として開放。
汚染のないパリを散歩しよう!といったことを意図していたのだけれど、
これがいい天気にも誘われ、人も街にでて大成功。
車乗り入れ禁止のエリアではNO2のレベルが平均して40%抑えられたし、
シャンゼリゼ通りでも汚染は1/3減少したという。
この成功を受けての成功を受けてのシャンゼリゼ通りの月に1度の歩行者天国化。
毎月最初の日曜日は、美術館の入館が無料になる日でもある。
5月はちょうど街路樹の新芽が、柔らかくキレイに見えるころでもあるし、
排気ガスの少ないきれいなパリの街を、ぶらぶらと歩くのもいいかもしれない。