観光客のいないパリ
パリから観光客が消えている。
その理由は誰もが知っているけれど、ここまでガラガラなのは初めて。
8月のバカンス時期にはフランス人がいなくなり、店は閉まり、そして、
郵便局だって営業時間を変更する。
でも、普通なら観光客は増える時期なのに、今年はガラガラ。
欧米の観光客が多いエリアの上のカフェが、8月のランチタイムに、
ここまで空席が多いのは初めてみた。
小売店、レストラン、ホテル、と、かなりまずいんじゃないかな。
そう思っていたら、こんな記事をみつけた。
外国人観光客がパリを避けている、とある。
フランスにくる海外からくる旅行客は10%減少し、
パラスと呼ばれるパリの高級ホテルの稼働率も、
2014年の7月には77%だったのが、今年の7月は32%。
日本人旅行客は、去年の今頃と比べても、そこから更に50%減少しているとか。
教会にいくにもセキュリティ・チェックがある。
なんとも溜息がでる状況。
でも、今日会ったベルギーから来たという女性は、
「今、人が減っているからホテルも安いし、チケットも取りやすい。だから来たの。」
といっていた。
ヨーロッパの人は、すでに住んでいるから、どこでも一緒なのかな。
ブリュッセルも同じように観光客の減少がみられるそう。
いつまで続くんだろうなあ。